はたらく細胞のがん細胞が悲しい理由は?最後がかわいそうと話題!

はたらく細胞のがん細胞は悲しいかわいそうな運命? コミック

「はたらく細胞!!」最強の敵って誰だと思いますか?

はたらく細胞の中で人気キャラクターであるのが「がん細胞」です。

CV石田彰さんのミステリアスな雰囲気や優しい声の裏には必ず裏がある。

そのキャラクターからファンの人が多いのではないでしょうか。

再び登場し身体の中ではとても大騒ぎなっています。

一般細胞に化けていた彼が正体を表し、白血球やキラーTやNKなど免疫系たちと戦う場面が繰り広げられています。

がん細胞の発生や増殖など、また細胞たちのどのようなはたらき排除できているのかわかりやすく描かれています。

一方、がん細胞の運命が「悲しい」「かわいそう」などの声も聞かれ、その理由も気になります。

ここでは、はたらく細胞のがん細胞が悲しい理由についてや最後がかわいそうと話題になっていることについて考察しました。

はたらく細胞のがん細胞が悲しい理由は?

はたらく細胞のがん細胞は悲しいかわいそうな運命?

がんはウィルスや発がん性化学物質などさまざまな要因により遺伝子に傷がついて生じる病気と言われています。

長生きするほど身体はがん化するリスクが高くなり、現代人には宿命的な敵です。

がん化した細胞は生体内にある、がんを抑制するシステムにより自然に消去します。

しかし、一部のがん化した細胞が増殖し、身体内に広がります。

正常な増殖プログラムを無視し、無制限に自己増殖、正常な細胞膜(壁)をぶち抜いて浸潤します。

原作も、段ボールに「われもの」と記載され運ぶことが転移として描かれてました。

身体のさまざまな場所に移ることにより活動の場を広げていくのですね。

ここでは、彼は本当に悲しい運命でありかわいそうな生い立ちなのか見ていきましょう。

 

はたらく細胞のがん細胞が悲しい理由は生い立ち?

がん細胞は免疫細胞に毎回、「暴力で殺される気分を教えてやりたい!」と叫んでいましたね。

幼少の頃から「バグリヤロウ。殺す」という言葉を言われ続け逃げ回る日々。

「何にも悪い事はしていないのに、ただ生まれてきただけのに」不良品扱いをされ日の当たる場所に出ることすら許されなかった日々。

右も左もわからない子供の彼らは免疫細胞から必死で逃げ回るシーンが痛々しく心に残り同情します。

彼らも生きていく上では「栄養」を取り、子孫を増やすには増殖、浸潤、転移は必要です。

自分の役割を一生懸命担っていても周りから嫌われ殺される運命はとても切ないです。

生まれてきたばかりであってもがん化していくことには変わりありません。

正常な細胞が細胞分裂する際の「コピーミス」によって生まれました。

彼は免疫系との戦いで死ぬ運命と分かっているため、「正常な細胞を殺す側から殺される側のどん底に叩き落とす」ことを理解して欲しいことを伝えています。

しかし、「普通の細胞」のように日常を送りたいだけではないのかと推察してます。

他の者たちと同じように一緒に喜び笑いあい平和に暮らすことを望んでいるだけで、自分が生きていたという証を残したいと思うのも当然のことだと思います。

実際、健康な人でもがん細胞は1日に数千個作られていると言われています。

コピーミスを作らないためにもバランスの取れた食事(発がん物質は避ける)、適切な運動、感染予防、ストレス発散をして常に免疫を高めておくなど日頃から宿主も気を付けなければいけないと学べる一面です。

また、それぞれの細胞たちが一生懸命生きている意味を考えていることに「グッ」ときます。

細胞たちにもそれぞれのはたら役割はありますが命の大切さを教えてくれるシーンでもありますね。

 

はたらく細胞のがん細胞が悲しい理由は命に嫌われているから?

がん細胞は宿主としてがん化していくため細胞たちからも嫌われているの事実です。

しかし、毎日分裂の際にコピーミスがあり「がん細胞」は生まれています。

また、現代の日本では2人に1人の割合で「がん」になると言われています。

早期発見が出来て完全に切除出来ることもありますが、再発したり、また別の「がん」になってしまうことも少なくありません。

がんが持つ増殖・浸潤・転移とがん化することがなければ逃げ回ることなく平穏に暮らせます。

そのため、最新の医学の進歩に期待してます。

もし、がんが見つかり病変を完全になくすことは出来なくても、「がん」についてよく知り適切な治療を行うことによって上手に「がん」と付き合ってコントロールしていくことが大切ですね。

はたらく細胞を読むと彼らの気持ちも理解できますがまずは私たちの日常生活を見直すことが大切だと学ばされます。

ちなみにがん細胞の場面でカンザキイオリさんが作詞・作曲の「命に嫌わている」が流れていますがはたらく細胞のテーマ曲ではありません。

しかし、歌詞とがん細胞のシーンが少しに合わさることもありますね。

命あるものとして感情をもっていると共感出来ますね。

 

はたらく細胞のがん細胞の最後もかわいそうと話題!

はたらく細胞のがん細胞は悲しいかわいそうな運命?

はたらく細胞のシリーズ1の第7話で彼が死ぬ間際に語った「いいよ、負けといてやる。今回はな!」というシーンがとても意味深い言葉ですね。

ここでははたらく細胞のシリーズ1で語った彼の最後の伏線の意味や最後の結末について紹介します。

 

はたらく細胞のがん細胞の最後の伏線とは?

はたらく細胞のシリーズ2の第7.8話でがん細胞が出現します。

今回は「やるべきことが見つかった」と再登場してましたね。

再登場するということの意味は何だったの思いませんか?

それは「がんの転移や再発」だったと推察しています。

腸内環境にいるシーンなので大腸や小腸がんの転移の可能性も考えられますね。

全く同じがん細胞(CV石田彰)が再登場してますので身体全体が「がん化」していると考えます。

また、今回の戦いはいくつかの戦略がありとても面白く描かれていたと思います。

  • がん細胞は「制御性T細胞」という美しいお姉さんを味方にした。

制御性T細胞は(T細胞の暴走を抑え免疫異常を起こさないように調整する)「この身体から生まれた細胞であり、自己への攻撃は許しません!」制御T細胞は細胞(自己成分)や有益な細菌を攻撃しないよう、免疫たちの働きを抑える機能を持っています。

この場合、CV石田彰細胞は事故から生じた細胞なので異物(非自己成分)とはみなさず、免疫たちの攻撃を抑制しようとしているのですね。

スーツやヒール姿でメモリーT細胞やNK細胞と戦う姿はまさに強かったですね。

  • メモリー細胞は「パーフォリン」という物質攻撃

キラーT細胞が感染細胞やがん細胞を攻撃する物質(標的細胞の細胞膜に孔を開けるタンパク)を出して破壊する作用です。

制御性T細胞を蘇らせがん細胞に一撃していましたね。

それにしても制御性T細胞のパンチをよける姿勢も凄かったです。

綺麗なお姉さんは戦闘態勢も美しいのですね。

 

はたらく細胞のがん細胞の最後が死ぬ運命であることがかわいそう!

腸内環境が変化し彼に力を与えることが出来ず、カプセルに閉じ込められて白血球も脱出!

今回、彼は容赦なく白血球にとどめを刺され、息絶えて行きます。

こうしてがん細胞の「転移や再発」は防御ができ「消失」しました。

今回も戦うだけでなく、切なさを感じさせる細胞同士との交流も描かれているのも魅力でしたね。

彼は悲しい境遇で生まれてきました。

しかし、生まれてきた以上、自分の生を全うしようとしてます。

また、白血球などの免疫系も、彼を倒さなければいけないという葛藤があります。

お互いこの宿主の身体のために必死に戦い、同じ仲間が死んだり細胞同士で殺し合っています。

細胞たちの想いは全てはこの身体のためであることは一緒なんですね。

決してお互い、心の底から憎み合っていないため、切なく悲しく、かわいそうと思ってしまいます。

 

はたらく細胞のがん細胞の最後のストーリーがかわいそう!

このストーリーは「命」について考えさせられましたね。

必要な命と不要な命が決められている。誰かから命を奪ったり奪われれたりするのは悲しいことなのに僕たちは殺しあい続けなればいけない。細胞たちは憎しみ合いお互い犠牲になってきた。殺したり殺さなくていい世界を死に向かう世界でもほんの一瞬でいいからこの身体を犠牲にしても許されない?

この言葉がとても心に刺さります。

みんなが「平和」であることを望んでいることは一緒なのですが、それぞれのはたらきの役割が違うだけです。

自分は死ぬ運命とわかっている彼のこの言葉が現代社会を照らしているように見えます。

また、自分の声を聴いてくれる白血球を殺すことなく捕らえてカプセルに閉じ込めていました。

白血球に対してとても寛容的で友達という態度で接していましたね。

嫌われる存在であってもがん細胞の想いも他の細胞たちにもわかってもらいたかったのでしょう。

いつも一人ぼっちだったけれど、優しい白血球に救われたかもしれませんね。

しかし、その友情を白血球は認めるわけにはいかないもどかしさもありますね。

彼は「友達」と思っていても白血球にとっては「倒さなければいけない敵」であり微妙な関係性もこのストーリーでは描かれていましたね。

 

はたらく細胞のがん細胞は悲しい理由は?最後がかわいそうと話題まとめ

はたらく細胞のがん細胞が悲しく最後がかわいそうだったはいかがでしたか。

がん細胞と聞くと「宿主が死ぬ」「長く生きられない」「怖い」というイメージがありますが、がん細胞の視点でいろいろ描かれていましたね。

宿主にとって敵であったとしても最後はがん細胞がついかわいそうと共感してしまうのもわかりますね。

彼が興奮して喜ぶ様子や、狂気、憂い、焦り、怒り、悲しいなどの描かれており一気に心をもっていかれるのもこのはたらく細胞の作品の魅力ですね。

また、命についてがそれぞれの細胞たちから考えさせられるストーリーです。

個人的にはさらに、がん細胞を倒すためには可愛らしいキャラクターである「乳酸菌」が重要なはたらきをすることも意外でした。

ぜひ、身体のことを学べる機会となるのではないでしょうか。

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