高校生の何気のなにげない日常生活を描いた夏の青春アニメ映画といえば時かけです!
時かけを観ると若い頃へタイムリープしたいと誰もが思ってしまうほどの魅力がたくさんあります。
多くの謎を含み、ファンからもいろいろ囁かれている作品でもあります。
その中でひとつが未来からきた千昭が真琴へのキスを避けた理由はなぜかと気になりませんか?
「未来で待っている」というラストのセリフに隠された意味は何でしょうか!
ここでは時かけキスを避けた理由なに?ラストのセリフの意味も解説していきます。
時かけキスを避けた理由なに?
時をかける少女は、夕焼けのラストシーンで泣いた。さよならをした千昭が、真琴を追っていく。顔を近づけキスをするのかと思いきや、そのまま抱き寄せる。耳元でささやいた後に、頭をくしゃっと撫でるところが愛おしい。好きという気持ちが溢れる
千昭「未来で待ってる」
真琴「すぐ行く、走って行く」 pic.twitter.com/RwVobdPdbf— LEO (@lalaland_japan) July 18, 2018
真琴に自分の存在を明かしてしまい、この世界にいることが出来なくなってしまった千昭!
時かけのクライマックスの中、ファンを含め誰しもが抱きしめてキスをするのかと期待しますよね。
ところが、彼が残した行動にどんな意味があったのか考察してみました。
時かけキスを避けた理由は最後の優しさ?
千昭の正体やタイムリープのことについて知ってしまったため真琴の前から姿を消します。
真琴はいつものような強気口調のやり取りで、お互い「じゃあな」で別れてしまいます。
分かれる直前まで「泣かない」と強がっていた彼女がやはり好きな人が振り向いてもいないと泣いてしまいますよね。
そこへ、再び千昭は彼女のもとに戻ってそっと自分に引き寄せたのは、彼女を泣かせてはいけないと想う千昭の優しさだと思います。
真琴は、千昭と巧介でキャッチボールをしたりカラオケに行ったり、そしてたわいもない会話をしたりと3人の関係性が好きでした。
身勝手な行動で自分がいなくなり、そして彼女が好きだった3人の関係性もなくなります。
千昭も彼女が好きだったし彼女も千昭が好きだとわかっていたため最後は泣かせたくなかったのでしょうね。
最期は笑顔でいたいあるいは、強気な彼女であって欲しいという千昭の想いがあったのだと思います。
時かけキスを避けた理由は永遠の別れ?
キスをせずに優しく彼女を抱き寄せる瞬間、千昭の瞳は前髪に隠れてしまっています。
泣いていた真琴も突然、抱き寄せられたことで驚きかつ、彼女の時がとまったように見えます。
お互い顔を会わせた瞬間、千昭も同じく涙を流していたことに真琴は気づいたと思います。
千昭も自分自身、未来から来ており本来存在しないこともわかっているはずです。
真琴と一緒にいることでいつの間にか楽しい時間が流れていきました。
未来から来た千昭は、本来この時代には存在しないはずであり、永遠の別れとも考えられます。
千昭は真琴に対して「俺と付き合ったら?」会話の中で話していますが告白ではなく彼女の真意を確かめたいという想いもあったと思います。
二度と会えないとわかっているのなら未練を残すような告白やキスはしないでしょう。
この年頃の青春時代のキスは永遠と残るものですからね。
10代のごく限られた時間で得られる高校生活に、思いを馳せずにはいられない青春の日々ですが私たちが簡単に抱く見せかけのキスに残されるものは何もなく、千昭は冷静に判断していたのかもしれませんね。
時かけラストのセリフの意味も解説!
『時をかける少女』 ≪白梅ニ椿菊図≫について – noumos blog https://t.co/ZBFOQaR1zT
— 🐱 (@9682r) July 4, 2021
時かけのラストシーンで「未来で待っている!」「走って行く!」というセリフが一番好きな方が多いのではないでしょうか。
ここではラストセリフに込められた意味とはどういうことだったのか解説していきます。
時かけラストのセリフの意味は白梅ニ椿菊図のこと?
真琴の学校に転校生としてやってきた未来人の千昭は、この時代のこの季節にしか現存されていない「白梅ニ椿菊図」という絵画を見ることが目的です。
博物館に勤務している魔女おばさんこと叔母の芳山和子がこの絵画の修復にあたっています。
「白梅ニ椿菊図」はこの絵は数百年前、戦争と飢餓で世界が終わろうとしている時代に描かれたことしかわからず、千昭がなぜこの絵画に興味を示し、タイムリープしてまで見たかったのかは謎めいたままです。
主人公たちが何気なく過ごし日常の背景は、誰しもがごく当たり前に見て疑問に感じることのない夏の風景が描かれています。
その時代に生きる主人公にとっては代り映えのしない風景ですが、千昭にとっては初めてのことが多く、会話の中でも語られています。
未来にはこのような風景が残っていなく千昭がどのような想いで眺めていたか想像するとちょっと切ないものを感じます。
そのため、「白梅ニ椿菊図」を未来まで永遠と残し続けて欲しいという想いが込められており、彼女に託したとも考えられます。
彼女自身が「白梅ニ椿菊図」を未来に繋げ、千昭は彼女が繋げた「白梅ニ椿菊図」を未来で受け取る言葉だったかもしれませんね。
「白梅ニ椿菊図」の絵画が未来の2人を繋げてくれるのだろうと思います。
時かけラストのセリフの意味は伏線?
「未来で待っている」は永遠の別れや好きという告白とも捉えることが出来ます。
いつ再会するか約束出来ない未来に対して「未来で待ってる」「走って行く」という言葉が、お互いを思いやり、唯一2人を繋ぐことが出来る言葉にも考えられます。
原作小説の時かけのヒロインである魔女おばさんこと芳山和子の未来人の彼は「帰って来る」と約束をしたまま一方的に長い間待ち続けていますよね。
しかし、「未来で待ってる」「走って行く」セリフのは、お互いを信じあい、未来で待つ千昭と彼をおっかける真琴の愛を語っているようにも伺えます。
近い将来、千昭と真琴が再会出来るとさら興味深いですね。
時かけキスを避けた理由なに?ラストのセリフの意味も解説のまとめ
毎日が何かしらの記念日!🎂
本日6月10日は #時の記念日 ですね『時は誰も、待ってくれない』
夏に観たくなるこの映画の、このワンシーンを思い出します⏰#時かけ pic.twitter.com/DVscVHj5yU
— 瀬田悠🌿 (@u_seta) June 10, 2021
時かけキスを避けた理由なに?ラストのセリフの意味も解説はいかがでしたか?
時かけは観る人によって、年齢や現在、自分の置かれているおかれている環境によってもいろいろな想いがよぎるのではないでしょうか。
何度観ても、謎めいたことが多く、その時々で違う視点でこの作品を観ることが出来ますね。
ラストのセリフ以外でファンを魅了する言葉として「Time waits for no one」=「時は誰も待ってくれない」があります。
誰が残したか語られていませんが、二度と来ないこの時を大切にして欲しいという2人からのメッセージでしょうか。
限りある時間の中、時かけを是非、観てください。